1月21日22日の2日間「インタビューシップ」として、北九州市立高等学校の1年生が当社を訪れました。
「インタビューシップ」とは、北九州市立高等学校が行っている活動で、生徒が地域の企業を訪問し、実際に働く現場を見学するだけではなく、経営者や社員へのインタビューを通じて、地域産業や働くことについて学ぶことを目的としています。
1日目は、当社の工場見学からスタートしました。鋼材が加工され製品として完成するまでの工程を見学してもらいました。その後、当社のインタビューを実施し、「経営理念について」「どのような思いで働いているのか」「この仕事のやりがいは何か」「仕事を通じて成長を感じたこと」といった質問に自身の経緯や考えを振り返り丁寧に答えました。インタビューを通じて、地域活性化の夢や希望など「働くことの良さ」を感じることが出来ていたら幸いです。このインタビューの時間は、働くことへの理解を深める貴重な学びの場であると同時に、質問を受ける企業側にとっても、普段の仕事の振り返り、自分たちの役割や仕事の意義を再認識する良い機会となりました。
2日目は、「鉄鋼業界を知る」をテーマに、鉄名所巡りを行いました。地域と鉄鋼業界の深いつながりについて学びました。
環境ミュージアムに訪問し、未来に向かってどのような取り組みが行われているのかを知ることで、生徒は業界の新しい一面に触れることが出来ました。
また、日本初の本格的な製鉄所「官営八幡製鐵所」に設置された高炉の「八幡高炉1901」にも見学に行きました。1901年にを操業を開始し、日本の近代製鉄業の基盤を築いたこの高炉で生産された鉄は、日本の工業化や軍事力強化に大きく寄付しました。現在は、八幡製鉄所は世界遺産「明治日本の産業革命遺産」の一部として登録されています。(参考:北九州市観光情報サイト)このような世界遺産を実際に観て、肌で感じ、触れ、学ぶことで、生徒さんが地元や地域、中小企業に興味を持ってくれると嬉しいです^v^
今回のインタビューシップでは、生徒が質問を通じて働くことや地域産業について学ぶだけでなく、インタビューを受けた企業側も、自分たちの仕事を改めて言葉にすることで「仕事の意義」を再認識する良い機会になりました。
また、3月14日にインタビューシップ成果発表が行われます。インタビューを通じて感じたことや新たに得た知識、そして仕事や地域産業についての気づきを将来の進路に役に立てたら良いと思います。今回の体験を活かして、どのような発表を行うのか、大変楽しみにしています。(会場:西日本工業大学小倉キャンパス6.7階)