丸喜鋼業は、鉄の街・北九州市とともに歩み、成⾧してきました。鉄鋼製品の供給・流通を通じて、地域の産業やものづくりの現場を支え続けてきたことは、私たちの大きな使命であり、誇りでもあります。事業の継続的な発展と、社会・環境課題への対応を両立させることが、私たちの責任であると考え、サステナビリティを経営の重要な柱として位置づけています。

鉄鋼製品は、その製造過程において多くの CO2 を排出する素材のひとつであり、その流通に関わる私たちにも、脱炭素への取り組みが求められていると考えています。 丸喜鋼業は、地域やお取引先をはじめとするステークホルダーの皆さまと対話を重ねながら、北九州市とともに培ってきた価値を未来へつなぎ、地域とともに、より持続可能な鉄鋼の価値創造に取り組んでいきます。

1 MIeCO2を活用したGHG排出量の把握

2025 年度のスコープ1・2のGHG排出量は123.66t-CO2となり、昨年比で3.6%の削減となりました。
GHG 排出量の算定および管理には、伊藤忠丸紅鉄鋼の提供する**MIeCO2(ミエコ)**を活用し、継続的なモニタリングと削減効果の検証を行っています。

2 脱炭素の取り組み

TOPIC 01

環境配慮型車両・再生可能エネルギーの導入


丸喜鋼業では、日常の事業活動における環境負荷の低減に向けて、社用車の環境配慮型車両への切り替えを進めています。現在、社用車の半数以上にハイブリッドカーを導入。EV車も採用しています。また、2021年にはソーラーカーポートを設置し、再生可能エネルギーの活用にも取り組んでいます。

鉄鋼流通業は、日々の配送や営業活動など、移動を伴う業務が多い業界です。その中で、地域の製造業を支える企業として、できることから着実に取り組むことが重要だと考えています。身近な設備や移動手段の見直しを通じて、脱炭素への取り組みを継続し、環境負荷低減につなげています。

TOPIC 02

GXスチールの活用


丸喜鋼業では、設備投資においても環境への配慮を重視しています。その一環として、自社倉庫向けに導入したホイスト式橋形クレーンには、日本製鉄のGXスチールを採用しました。日々の事業活動を支える設備に、環境負荷低減に配慮した材料を取り入れることで、脱炭素への取り組みを具体的な形にしています。今後も、調達や設備の選定において、環境価値を意識した判断を進めていきます。

TOPIC 03

工場照明のLED化


丸喜鋼業では、工場における電力使用量削減を目的に、照明のLED化を進めています。LED照明は、従来照明と比較して消費電力を抑えられるだけでなく、長寿命であることから、交換頻度の低減やメンテナンス負荷の軽減にもつながります。また、日々の改善、小さなムダの削減、安全への配慮、その積み重ねこそが持続可能な経営につながると考えています。

現場での改善提案や業務改善活動も含め、社員一人ひとりが主体的に行動する文化を大切にしながら、省エネルギーと環境負荷低減を着実に進めています。

3 当社のサステナビリティへの想い

丸喜鋼業は、鉄の街・北九州市とともに歩み、鉄鋼製品の供給・流通を通じて地域の産業とものづくりを支えてきました。小ロット・多品種対応や短納期対応を強みとし、「何とかしてくれる会社」として地域の製造業を支えることも、私たちの大切な社会的役割だと考えています。また、北九州市の洋上風力発電関連事業においては、柱を支える鋼管の切断に携わるなど、地域の未来につながる取り組みにも関わっています。
鉄は社会に欠かせない素材である一方、その製造過程では多くのCO2を排出します。だからこそ、鉄に関わる私たちも、脱炭素に真正面から向き合う必要があると考えています。
私が大切にしているのは、まず行動することです。頭で考えるだけでは前に進みません。やってみて、学び、改善し、また挑戦する。その積み重ねが、会社を強くし、地域の未来をつくると信じています。
丸喜鋼業でも、環境配慮型車両の導入、GXスチールの採用、LED化など、できることから一つひとつ取り組んできました。しかし、私たちは特別な取り組みだけがサステナビリティだとは考えていません。日々の改善、小さなムダの削減、安全への配慮、その積み重ねこそが持続可能な経営につながると考えています。社員一人ひとりの自発的な行動や改善提案が、会社の未来を支える力になると信じています。まだ道半ばではありますが、取り組みを見える化し、地域とともに成⾧しながら、持続可能な社会の実現に貢献してまいります。
誠実をモットーに、北九州市という挑戦する街とともに、鉄の価値を未来へつなぎ、地域とともに100年続く企業を目指して、責任ある経営を続けてまいります。

丸喜鋼業株式会社
代表取締役 川口 貴弘